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動物実験廃止を目指す円卓会議
2014年03月19日
第六回「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」に参加

2014年3月19日(水)、東京銀座の資生堂ビルで開かれた「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議(以下、円卓会議といいます)」に参加してきました。2010年6月以来、約4年にわたって開催されてきた円卓会議も、六回目の今回が最終章となりました。第五回の円卓会議の後、資生堂は2013年2月末、化粧品・医薬部外品における委託も含めた動物実験廃止を決定しました。総括となる今回、これまでの議論を振り返り「円卓会議」という取り組みそのものへの評価が行われました。JAVAからは「化粧品業界全体の動物実験廃止」というゴールに向けて引き続き取り組むべき課題を提示しました。

第六回円卓会議出席者(敬称略)
1 (司会)IIHOE 人と組織と地球のための国際研究所 代表 川北 秀人
2 高木國雄法律事務所 弁護士 浅野 明子
3 横浜国立大学大学院工学研究院 教授 板垣 宏
4 NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA) 理事 亀倉 弘美
5 鳥取大学染色体工学研究センター 客員教授 田中 憲穂
6 日経BPコンサルティング プロデューサー 中野 栄子
7 経済産業研究所 コンサルティングフェロー 藤井 敏彦
8 日本トキシコロジー学会 理事長 吉田 武美
9 株式会社資生堂 執行役員 岩井 恒彦
10 株式会社資生堂 品質評価センター長 知久 真巳

「EUありき」ではなかった資生堂の決断
資生堂が2010年3月「EUの法規にあわせ動物実験廃止を推進する」と宣言して以降、2013年3月というEUの禁止予定日は「代替法開発の遅れ」を挙げた化粧品業界からの抵抗で、直前まで、最悪10年の延期が危惧されていました。第二回の円卓会議で「延期された場合にどう対応するかわからない」という資生堂に対して、JAVAは「EUの延期によって自動的に資生堂も延期するならこの円卓会議は単なるアリバイ作りではないか」と強く牽制してきました。その結果、資生堂はEUの動向に左右されることなく、EUの禁止前に廃止を決定し、最大手としての意地を見せました。

中国の壁を突き破れるか
中国国内で生産される一般化粧品のために義務付けてきた動物実験を、2014年6月から解除する、という中国の方針(こちらをご参照ください)について、資生堂から報告がありました。2013年12月16日付で中国食品薬品監督管理総局(CFDA)が出した通告によって、北京と上海に工場を保有する資生堂は動物実験を回避できる可能性がでてきているが、実際には、CFDAがどのような試験データならば受理するかといった見通しがまだ不透明であるため、資生堂は動物実験をしない一般化粧品の届出をCFDAに対して試験的に行う予定とのことです。これが受理されれば、いわゆる「中国問題」は動物実験廃止に向けて大きく前進するのではないかと考えられます。

対立関係を超えてテーブルを囲んだ意義
「これまでのステークホルダーの声を反映して、代替法による安全性保証体系を確立し、化粧品・医薬部外品における社内外での動物実験を廃止できた」との資生堂の総括に対し、参加者の間からは「敵対するNGOを迎えて建設的なダイアログに取り組んだ資生堂の功績は大きい」との評価が相次ぎました。たしかにJAVAでも当初「動物実験反対の声を鎮めるためのポーズとして取り込まれるのではないか?」との円卓会議参加への懸念がありましたが、第一回目からすべての回に参加し、周囲に流されることなく独自の主張を毅然と訴え続けてきました。その結果、参加者の間からJAVAの実践的な活動に対する評価も高まり、資生堂の決断に与えた影響は小さくなかったと考えています。一方、参加者からの「(動物実験廃止は)社会的ニーズと呼べるほど消費者の関心が高かったとはいえない状況下で、相当の労力と対価を払って問題に取り組み実現させた企業には、消費者からの評価という“報酬”が必要である」という指摘は、今後の運動への教訓として受け止めたいと思います。

円卓会議は終わっても活動は終わらない
当初こそ「業界全体に広げていくつもりはない」と言明していた資生堂ですが、これまでの円卓会議を通して「動物実験廃止」が一企業の問題ではなく業界全体の課題であることは認識せざるを得なかったはずです。EUの禁止、資生堂やマンダムの廃止を受けても、未だ、花王・カネボウ、コーセー、ポーラといった大手はどこ吹く風、さらには、業界団体である「日本化粧品工業連合会」は消費者からの問合せに「動物実験廃止などナンセンス」と答えている始末です。資生堂には円卓会議終了後も、業界最大手として改めて「業界全体における動物実験廃止」に向けた一層の努力を期待しながら、私たちJAVAも動物実験がゼロになるその日まで、ひきつづき積極的な活動を続けてまいります。

資生堂ウェブサイト
第六回「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」を開催

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