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2018年11月01日
EU「化粧品の動物実験の世界的禁止」呼びかけへ 2023年までの発効を目指す

動物実験の廃絶に向けて常に世界をリードするEU。そのEUで、欧州議会が2018年5月3日、化粧品のための動物実験の世界的禁止を目指す決議を採択しました。
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化粧品のための動物実験実施の禁止と、動物実験をした化粧品の販売の禁止という2段構成のEU化粧品規制を、国際的な取引のロールモデルとして、2023年までに世界的な禁止を実現させようと呼びかけるもので、これを国連という枠組みを使って訴えていこうと具体的に決議しています。
European Parliament resolution of 3 May 2018 on a global ban to end animal testing for cosmetics (2017/2922(RSP))

決議文書の試訳全文(PDFファイル)

EUは、

EUのなかで行われる動物実験について:
・2004年から化粧品の完成品の動物実験禁止
・2009年から化粧品の原料の動物実験禁止
EU以外で動物実験が行われた化粧品の販売について:
・2009年から原則禁止
・2013年から一部例外とされていた動物実験についても代替法の有無にかかわらず完全に禁止

というように、段階的に約9年で完全禁止を実現しましたが、

1.200万という雇用を創出している世界最大の化粧品市場であるEUで、この動物実験禁止という措置が市場の発展を脅かしていない、
2.(※しかし残念ながら)販売禁止について、動物実験が義務付けられている他国からEUに輸入される化粧品について、動物実験がなされていないことが確実に担保されているとはいえない、
3.(※とはいえ)EUにおける化粧品の動物実験禁止は画期的で、それが実現可能だということを世界に示すことができたと考えている、
としています。

また決議文書によれば、国際的には、グアテマラ、アイスランド、インド、イスラエル、ニュージーランド、ノルウェー、セルビア、スイス、トルコでは化粧品の動物実験を禁止しており、その他の国でも禁止に向けた進展がみられますが、世界の80%以上の国(※日本も当然含まれる)ではいまだに動物実験が許されています。
「全世界で高水準の動物福祉の確立が必要だ」と考える90%ものEU市民の声を受けて、国連の中心的存在であるEUが、国際的な化粧品の動物実験禁止に向けて国連のなかでさらに力を発揮していこう、というわけです。

※は訳注





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